海外で好みのお味噌に出会えないわ。価格も高いし
うん。日本にいた時より選択肢は少ないよね。海外でも簡単に作れる方法を紹介するよ。
アメリカに来て味噌が高価でびっくりしました。冷蔵で運んでくるのですから当然なのですが。アメリカでは少なくとも日本の2倍。東南アジアに住んでいる友人に聞いたところ3倍はするそうです。
日本人の食生活に欠かせないものだから、無添加で安心の手作り味噌に挑戦です。
海外で樽など取り寄せるのも大変なので、身近なもので気軽に作れる方法をご紹介します。
仕込む時期は、寒い今が一番適しているとの事です、ご興味がある方は寒いうちに挑戦してみてはいかがですか。
手作り味噌作り方
※初めての味噌づくりで、まだ完成形を味わっていないのであくまでも参考までに。簡単に作れることをわかって頂けたら幸いです。
大豆は、オーガニックのものを使用しました。ホールフードで取り扱いあります。 塩はキムチを作ろうと思って買っていた粗塩を使用してみました。
【材料】
大豆 600g
米麹 600g
塩 200g
【使用する物】
大豆を煮る鍋(今回はインスタントポット使用)
マッシャー or フードプロセッサー(茹でた大豆をつぶす用)
大き目のボールなどの容器(大豆と麹、塩を混ぜ込む用)
ジップロック(保存用)
全て揃ったセットもあります。時間がある方は、最初は取り寄せて作ってみるのもいいですね。
【作り方】
1.大豆を洗う(表面の汚れやほこりを落とす程度)
2.一晩大豆を豆の3倍くらいの水につけておく(インスタントポット使用の場合はこの工程不要。私は念のため一晩つけました。)
3. 新しい水で煮る。(指でつまみ、押しつぶすとつぶれる程度まで)
鍋なら3時間程度、圧力鍋なら20分目安。
ここで出た煮汁はあとで使うので捨てないで!
4.塩と麹を混ぜ合わせておく。
5.煮えた大豆をマッシャーorフードプロセッサーでつぶしていく。
扱いにくい場合は、様子を見ながら煮汁を追加する。
耳たぶくらいの固さを目安に。多少粒が残っていても大丈夫。
6.つぶした大豆は、混ぜ合わせるため大き目のボールなどに移す。4で合わせた麹と塩を加えよく混ぜ合わせる。
7. 容器(ジップロックM)へ移して、しっかりと空気を抜いて完成。常温で保存。
空気に触れるとカビが生えやすいので空気に触れないようにびっちりと詰めました。
手作り味噌の取り扱い
初めて自分で手作り味噌を作るにあたり色々と調べました。ど素人が疑問に思った事をまとめましたので参考になれば。
もしカビが付いたら?
カビの部分をとりのぞけば大丈夫です。空気にふれる部分には塩を振っておくとカビ防止になります。ジップロックを容器にすると空気に触れる部分もほぼないのでカビは生えにくいようです。(現在1か月程発酵中の過程です)
簡単に大豆が手に入らなかったら
ひよこ豆でも代用可能です。海外でもひよこ豆ならどこでも手に入りますよね。
味の調整はできるの?
辛口や甘口、人それぞれ好みのお味噌の味があるかと思います。手作りなら好みで調整可能。マルカワ味噌さんのサイトで出来上がり量やお味噌の味タイプ塩分濃度などを調べられます。
完成までの期間は?
完成は半年後くらいから1年。好みの発酵具合になるまで待てば良いようです。初めての味噌づくりで完成をまだ味見していないので好みのものになっているかわかりませんが、待ち時間も楽しみのうちです。
天地返しって?
3カ月後に、みそに空気をふれさせる「天地返し」をするようです。 天地返しのメリットは味噌が均一になる、発酵が促進される。との事ですがしなくても大丈夫とのこと。 私はジップロックで作ったので天地返しはしないつもりです。
まとめ
やってみたら、とっても簡単です。初めてだったのでよくわからず色々と調べていた時間の方が長かったです。
私の祖母はいつも手作り味噌を作って送ってくれていたので、祖母もこうやって作ってくれていたんだと思うとほっこり。子供たちにも伝えていけたらと思いました。
ついに味噌完成
仕込んでから、日の当たらないところに放置しておいただけの味噌も気づけば発酵し味噌になっていました。まだまだ先と思っていた完成時期もアッという間に来て、月日が過ぎるのが早すぎな事に驚き・・・。
色も臭いも味噌そのもの。
6か月くらいで味噌っぽい感じになっていたものの、まだ購入した味噌が残っていたため使い切ってからと思ったら8か月経過。より発酵が進んで熟成した感じです。
発酵を止めたいタイミングでタッパーに移し替えて冷蔵庫へ。
腐っていないか、変な味しないかとびくびくしていましたが、家族にも自家製味噌だと言わず味噌汁にして出したら、「今日のお味噌汁おいしい」との言葉頂けました。ほっ。
まろやかでおいしいお味噌になって嬉しいです。調子に乗って次の味噌も仕込みたいと思います。
コメント
[…] 作り方は前回とほぼ同じですが、配合と容器と塩の種類を変えてみました。 […]