【使用感レビュー】万能調理器具Instant Pot(インスタントポット)は本当に優秀だった

数年前からアメリカで話題になっていたInstant Pot（インスタントポット）ずっと気になってたんです。

年末年始に友人が旅行中の間ペットシッターを頼まれそちらのお宅にあったので使わせて頂きました。（家主の許可は得ています。）使用感をお伝えしたいと思います。

結論から言うと、めちゃめちゃ便利でした。購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。

実際、自分でも購入し半年使ったレビューはこちら

インスタントポットとは

Instant Potはカナダ発祥の革新的な家電ブランドで、アメリカをはじめとして世界各国で電気圧力鍋（マルチクッカー）を展開する2009 年 1 月に設立されたグローバルメーカーです。

蒸し器、炒め、圧力鍋、スロークッカー、ヨーグルトメーカー（パンの発酵にも使えるようなので、麹の発酵にも使えますよね。）保温器、などとにかく色々な使い方が出来る万能料理機です。

ソテー機能があり炒めることもできるので、鍋の中で玉ねぎなどを炒めてから
他の具材を入れてスープを作る、なんていうこともこれ一つで出来るんです。圧力だけの機能のものだと炒めるのは別の鍋で、ってやっていると洗いものと手間が余分にありますがインスタントポットなら手間なし。ということは自然と使用頻度も高くなりますよね。

アメリカでは数年前からブームになり、いまや定番の商品になっていて、ターゲット、コストコなどでも取り扱いがあります。もはや知らない人はいないと言ってもいいと思います。
本当に人気があるので、アメリカのフードブロガーたちもインスタントポットを絶賛し
レシピを公開していたり、レシピなどの情報交換が盛んにおこなわれていたりします。この情報量の多さもインスタントポットの魅力のひとつですね。

今や日本でも国内正規輸入品が購入できるようになっています。

インスタントポットのコストパフォーマンス

万能調理器っていっても、使わない機能とかあるんじゃないのー？って思っていたのですが、使い勝手が良かったので私個人的に間違いなく全部使うと思います。

一番使うであろう圧力機能はもちろん、その他の機能もすべて使えるものばかり。

価格帯は、7-in-oneの６quartが60 ,70ドル～程度とお手頃。（日本ではもう少し高くなってしまいますが、それでも使用頻度が高ければ元を取れちゃうと思います。）

大きさは３種類で今はwifiでつなぐものやスターウォーズのデザインなど色々な機種が出ているので好みや用途に応じて選べます。

個人的には、発酵機能は圧力鍋以上に使うかもしれないと思います。先日作った塩麹も炊飯器やヨーグルトメーカーで発酵させることはできるのですが、ゆるミニマリストの私、物を減らしたいので発酵機能だけのものを増やしたくないと思っています。発酵ができることでもうひとつ魅力的なのは納豆も作れるということ。アメリカでは日本の倍ほどの価格の納豆も乾燥大豆を買っておけば好きな時に好きなだけ安く作れる。これはありがたい。

【炒め、圧力機能使用】クリームシチュー作り

まずは、お手並み拝見。こちらを参考にクリームシチューに挑戦してみました。

使用機能：炒め、圧力

ソテー（炒め）機能で具材を痛め、スープストックを入れて圧力をかける。

蒸気を抜いたら別鍋で作ったホワイトソースを加え混ぜる。（シチューの素を使う場合はシチューの素を加える。）

アッという間にできちゃいました。人生初の圧力鍋だったので最初はちょっとビクビクしていたのですが、やってみれば簡単。

そして何より具材が柔らかくておいしい！（家族皆同意）

お鍋の底の焦げ付き具合はこちら。ほんの少し焦げ付いてますね。我が家のルクルーゼ鍋はシチューなど作るとしょっちゅう焦げ付きます。洗うのも大変。Instant Potのかすかな焦げ付きはスポンジで軽く洗ったらすぐに取れました。テフロン加工じゃないのにこの点も優秀。

【圧力機能使用】大豆を煮て手作り味噌

アメリカの味噌、スーパーで買うと高いです。お味噌が手に入るだけありがたいのですが、昔私の祖母はお味噌を手作りしていたので手作りできるものだという感覚があったのでこの機会に挑戦してみました。作り方は後日別記事で書く予定です。→記事にしました。

使用機能：圧力

【圧力、ソテー機能使用】餡子作り

スーパーマーケットで（私は近所のWhole Foods）乾燥のオーガニック小豆が売っています。こちらのスーパー乾燥豆やナッツなど量り売りが多いので使いたい量だけ購入可能です。

使用機能：圧力（Bean/Chili）、ソテー

作り方はこちらを参考にしました。まず小豆を圧力（Bean/Chili）で煮ます。家では土鍋で煮ていますが結構時間が掛かるし火にかけているのでずっと目が離せないし、ちょっと早く上げてしまうと豆が固いこともあり出来上がりにムラがあります。圧力だとその心配もなくアッという間に柔らかく煮えました。

煮えたらざるにあげ水を切って、豆をインスタントポットに戻してソテー機能にして砂糖を入れ煮詰める。やわらかくてつやつやでお店の餡子のような仕上がり。

【スロークッカー機能使用】おでん作り

冬と言えばおでん。おでんなしに冬は過ごせないっていうくらいうちの子供たちはおでん大好き。大根に味がしっかりしみこむまで待つのって火にかけて調理だと、付きっ切りでみていないといけないし面倒ですね。スロークッカーなら具材を入れて待つだけ。ほったらかしで大根にしっかり味がしみているおでんが完成しました。本当に拍子抜けするくらい簡単すぎました。

メリット、デメリット

時間のある時はゆっくりとスロークッカーモードで、
急ぎの時は圧力をかければあっという間です。

今までなんとなく圧力鍋が怖くて持っていませんでした。インスタントポットなら圧力モードでもシュッシュという蒸気が出る音がしないので怖くなかったです。（ 蒸気を抜くときにはスチームでやけどしないように要注意です。 ）

メリットは、時短、手軽、万能、あげればきりがないくらい万能です。忙しいワーママでもこれなら手料理できると思いました。

デメリットは、デザインがごついっていうのかな。おしゃれ家電という感じではない。あと場所は取ると思います。我が家の狭いキッチンだとあまり使ってないミキサーとかポットを片付けるなりの工夫は必要。アメリカの一般家庭の広いキッチンなら問題にはならないですね。

トータルで考えて、私は使用感が良く私はフル活用できると思ったので、購入しようと思っています。ただ、今の狭いキッチンでは置き場がないので引っ越しまで持ち越しかな。早く欲しい・・・・。