海外在住、素人でも、失敗しない豆腐作り(失敗例付き)

アメリカ生活

おいしい豆腐を求めて試行錯誤すること数か月

幾度の失敗を経て、心折れそうになりながらもついに自宅でおいしい豆腐を作ることに成功しました。

豆腐の作り方の知識なんて皆無だった私が、失敗した理由を自分なりに分析して成功するコツをお伝えしたいと思います。

ちょっと面倒だけど、手順はシンプル。完成したら念願のおいしい濃厚お豆腐が待っています。

海外で豆腐作りを調べていると、食用レベルのエプサムソルトで代用できるという情報もあったのですが、豆腐用に使わない方がいいという情報もあったため、家族に食べされるものに不安な材料は使いたくないと思いにがりを探しました。日系スーパーでも見つからなかったので諦めかけていましたが、無事Amazonで発見しました。

用意するもの 道具・材料

用意する道具

ミキサー

大きめの鍋(パスタ用など)

ざる

ボウル

さらし(チーズクロス2枚重ねで代用しました)

豆腐箱になるもの(ザルなどで代用可、ダイソーで水切りできるタッパーの中に入れるザルを見つけました。水を受ける受け皿はステンレスバットで代用多少深さのある平らな入れ物があればできます。)

材料(豆乳約1リットル分)

大豆 250g

にがり ご使用の商品の表示に従って(私の購入したにがりは、粉末なのでお湯で溶かして使用)

水 1500ml

手作り豆腐作り方 失敗例付き

私はおからも欲しかったので、豆乳を作るところからスタート。

お豆腐だけが欲しい人は、市販の豆乳(成分無調整)で⑤の手順から始めるとより手軽に作れます。

①豆を水に浸す(8~12時間)

②豆と豆を浸水させていた水をミキサーでなめらかになるまで攪拌 

失敗①
この時に、水を入れすぎるとももっこもこの泡ができて豆乳になってからもその泡が消えなくて泡だらけの悲しい豆腐になりました。水の量は豆がひたひたになる程度。入れすぎても入れな過ぎてもいけません

③、②を大きな鍋に移して煮る。この時ヘラなどで絶えず混ぜる事。

泡がもこもことしてきます。 引き続き混ぜながら弱火で5~10分。

④大きなボール、ザル、さらしの順番にセットしたところへ③の煮た豆を投入。ヘラなどで外側から押して絞り出す。

熱い方がしぼりやすいですがやけどには注意。同じくらいの大きさのボールで上から押したり手袋など使用するといいかも。(ここが一番大変な作業)

ボールに落ちた液体が、豆乳

さらしに残った搾りかすがおからです。

これを搾っていきますよー

⑤にがりと豆腐型を準備しておきます。にがりが粉末の場合は、パッケージの表示に従ってぬるま湯で溶いておきます。

⑥できた豆乳をキレイな鍋に移し、煮ていきます。

75度で凝固が始まるそうなので、温度計がある人は温度計で測って。なければ感覚で沸騰はしないけど、触ったら熱ってなるくらいの温度まで火にかけます。

⑦火を止めて豆乳ににがりを入れます。波を立てる程度に軽く混ぜたら蓋をして2,3分放置。

すでに分離が始まっているなら次の手順へ。

分離している様子がなければ、にがりを追加。もしくは豆乳の温度が低いかもしれませんので再び加熱。

失敗2
にがりを入れた後によくかき混ぜすぎるとボロッボロの固まりになってしまいます。にがりを入れたらそろりそろりと軽く混ぜるだけ。

迷うのがにがりの量ですよね。

にがりによって量が違うというので、コツをつかむのに苦労したのですが、商品表示の使用量でまず試してみて下さい。日本のにがりならばきっとうまくいくと思いますが、私はアメリカで購入したにがりしかなかったのでコツをつかむのに時間がかかってしまいました。私の使っているにがりだと商品表示より多めににがりを入れないと固まらないです。

コツは、一度目のにがり投入で、分離していないという感じがしたら、追加してみて下さい。分離が始まってやわらかい固まりができるくらいまで追加して大丈夫。

⑧豆腐型へ入れて水分を抜いていきます。

型がない場合、上からさらしorキッチンペーパー、ザル、受け皿の順に準備した型使用。

最初は型一杯に入っているけど、半分くらいまで水分が抜けます。

ある程度水分抜けたら上から重し(ペットボトルや瓶など)をのせて好みのやわらかさになったら、水の中に30分程つけてにがり抜きをして完成。

キッチンペーパーの模様がついていますがw固まりました!

手作り豆腐のデメリット

おいしい濃厚な手作り豆腐。おいしい豆腐を食べる喜びは海外生活していると余計に貴重なものですが、デメリットもあります。

1.手間がかかる

慣れてしまえばどうってことない手間ですが、正直なところ最初は豆腐一丁作るのにこんなに大変なの?!と思いました。でも、要領がわかって慣れてきたらお菓子作りと同じくらいの感覚でできるようになりました。慣れないうちは、時間と心に余裕があるときに試してみて下さい。

2.日持ちしない

日本の豆腐は賞味期限短かったけど、アメリカの豆腐は日持ちするものが多いです。それに慣れてしまっていると手作り豆腐は作ったその日か翌日くらいまでには食べた方がいいのでまとめて作ったりできません。

完成した豆腐を食す。できたおからも使えます。

自分で作った豆腐の味は格別です。

冷ややっこ、豆腐サラダなど豆腐そのものの味を生かしたレシピを楽しめる。

濃厚なお豆腐を食べられるありがたみったらないです。

日本では、おいしいお豆腐が安く手に入ることを考えると本当にお豆腐屋さんに感謝と尊敬しかないです。

そして、副産物のおからですが、卯の花くらいしか使い道ないと思っていませんか?

おからサラダ、鶏肉のハンバーグに混ぜ込んだり、おからクッキー、おからケーキなど色々と使い道があり栄養満点で低カロリーなのでぜひ活用してみて下さい。生のおからは足が早いので、すぐに使うなら冷蔵庫へ。すぐに使わないなら冷凍して保存しておくと便利です。

おすすめのおからの使い方はこちら

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